2018年10月19日 09:47 | 無料公開
国の認定と異なる材質を使った理由
油圧機器メーカーのKYBと子会社が、国の認定を受けていない免震装置を出荷し、延べ165件の建物に採用されていたことが19日、同社への取材で分かった。認定とは異なる材質の部品や塗料を使っていた。全国の自治体やマンションの住民を不安に陥れた同社の不正は拡大しそうだ。KYBは「安全性に問題はない」としているが、管理体制のずさんさが改めて明らかになった。
KYBは19日午後、データ改ざんや疑いのある免震・制振装置を使っている建物986件のうち、不特定多数が利用し、所有者らの了解が得られた建物の具体名を公表する。