日欧EPA早期発効へ努力 安倍首相とEU委員長

会談を前にユンケル欧州委員長(右)と握手する安倍首相=18日、ブリュッセル(代表撮影・共同)

 【ブリュッセル共同】安倍晋三首相は18日午後(日本時間19日午前)、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長とベルギー・ブリュッセルで会談し、日EU経済連携協定(EPA)の早期発効に向けて連携し、双方の国内手続きが年内に終了するよう最大限努力することで一致した。ドイツのメルケル首相とも会談し、世界貿易機関(WTO)のルールに基づく自由貿易体制の重要性を確認した。

 首相はユンケル氏に対し、英国のEU離脱交渉が難航している現状に憂慮を表明した上で「日系企業への悪影響を最小化するため、離脱プロセスの透明性や移行期間の設定による法的安定性の確保が不可欠だ」と伝えた。


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