領土問題は棚上げせず ロ大統領、提案を説明

18日、ロシア南部ソチで開かれたワルダイ会議で語るプーチン大統領(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は18日、「前提条件なしで年内に日ロ平和条約を締結しよう」と呼び掛けた9月の提案について「(北方)領土問題は継続協議し、棚上げしたり、交渉を拒否したりするものではない」と説明した。ロシア南部ソチに国内外の有識者を集めた「ワルダイ会議」で述べた。

 日本政府は「北方領土の帰属問題を解決し、平和条約を締結する」との立場。日本では領土問題の解決を事実上先送りする提案だとの見方が相次いだ。

 提案は、極東ウラジオストクの「東方経済フォーラム」で、安倍晋三首相らと討議した際に出された。


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