北海道と中国の景気を下方修正 日銀、地震や豪雨響く

日銀本店=東京都中央区

 日銀が18日発表した10月の地域経済報告(さくらリポート)は、全国9地域のうち北海道と中国の2地域の景気判断を引き下げた。地震や西日本豪雨といった自然災害の影響を踏まえた。下方修正は北海道が4月以来、半年ぶり。中国は2016年7月以来、2年3カ月ぶりとなる。残る7地域は判断を据え置いた。

 北海道は、9月の地震による「下押し圧力がみられている」と指摘。中国は「緩やかに拡大している」から「基調としては緩やかに拡大している」に引き下げた。豪雨の影響は社会インフラなどの復旧に伴い、低減していると分析した。


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