中2自殺「解明困難」の表記削除 兵庫、調査報告書に遺族が指摘

 2016年12月に兵庫県宝塚市立中2年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、市教育委員会が設置した第三者委員会が今年7月にまとめた調査報告書に「(自殺した)当事者と話し合わない限り解明は困難」などと記載し、遺族の指摘を受けて記述を削除していたことが18日、遺族への取材で分かった。

 遺族は「本人に聞かなければ理由が分かるはずがないと断定する内容だった」として、調査が不適切だったとする抗議文を公表する方針。

 遺族や関係者によると7月以降、第三者委が遺族に報告書の内容を説明。遺族は「完全な解明は困難」などとする記述に異議を唱えた。


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