米、イラン民兵組織網に制裁 子ども兵派遣と批判

 【ワシントン共同】米財務省は16日、イラン革命防衛隊の傘下にある保守強硬派の民兵組織「バシジ」と、バシジがイラン国内に張り巡らせている巨大ネットワークの系列企業約20社を米独自制裁の対象に指定した。革命防衛隊の資金源になっていたり、子ども兵をシリアの戦場に送り込んだりしていると批判した。

 トランプ政権はイラン核合意離脱に伴い、対イラン制裁を再開した。11月にはイラン最大の収益源である原油取引を標的とした制裁再開を予定している。今回の措置で改めて経済を徹底的に締め付ける政権の強硬姿勢を鮮明にした。


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