首相、欧州3カ国の歴訪へ出発 自由貿易、対北朝鮮で連携図る

欧州歴訪を前に取材に応じる安倍首相=16日午前、首相官邸

 安倍晋三首相は16日午前、スペイン、フランス、ベルギーの欧州3カ国を歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。スペインでサンチェス首相、フランスではマクロン大統領と会談、ベルギーでアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席。自由貿易体制の強化や北朝鮮問題での連携を図る考えだ。20日に帰国する。

 サンチェス氏とは安全保障分野の交流や、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)を踏まえた経済分野の関係拡大を協議。マクロン氏とは海洋進出を強める中国を念頭に、海洋安全保障を話し合う。

 ASEM首脳会議では、自由で公正なルールによる経済秩序の推進を提唱する。


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