台湾、ICPO参加好機? 中国人総裁辞任で

 【台北共同】台湾の警政署(警察庁)は16日までに、11月中旬にドバイで開かれる国際刑事警察機構(ICPO)の年次総会へのオブザーバー参加を申請したと発表した。中台は不可分の領土とする「一つの中国」原則を主張する中国は台湾の参加に反対の立場だが、中国出身の総裁が辞任したことから台湾では参加実現への期待が出ている。

 警政署は「国境を越えた犯罪の取り締まりに漏れがあってはならない」と台湾参加の意義を強調した。

 台湾は1984年、中国のICPO加盟に伴い脱退したが、2016年にはオブザーバー参加を申請。米国などは台湾のオブザーバー参加を支持している。


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