激戦州、5万人の有権者登録保留 米南部ジョージア、投票妨害か

 【ワシントン共同】AP通信は14日、11月の米中間選挙を前に、南部ジョージア州で5万3千人分の有権者登録の申請が保留されていると伝えた。州議会多数派の共和党が導入した不正投票防止法に基づく措置だが、激戦となった州知事選はわずかな票差が勝敗を決するため、民主党側は投票妨害と猛反発している。

 ジョージア州では有権者登録の厳格化を目的に、申請内容を運転免許証など公的記録と照合するよう義務付ける法律が昨年制定された。申請が保留されている5万3千人のうち7割は黒人とされ、市民団体は施行停止を求め提訴している。

 米メディアによると、同州の登録有権者数は約690万人。


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