名横綱、輪島さんに最後の別れ 告別式に八角理事長ら

出棺のため車に運ばれる輪島大士さんのひつぎ。左から2人目はデーモン閣下=15日、東京・青山葬儀所

 大相撲の第54代横綱輪島で、8日に下咽頭がんと肺がんの影響による衰弱のため70歳で死去した輪島大士さん(本名輪島博)の葬儀・告別式が15日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)、プロ野球巨人の原辰徳前監督ら約300人が参列した。「黄金の左」と呼ばれた左差しの攻めを武器に史上7位の14度の幕内優勝を果たした名横綱との最後の別れを惜しんだ。

 喪主の妻留美さんは「ご迷惑をかけてばかりだったけど、最後は人に迷惑をかけることなく、静かに眠るような、とてもいい顔でした」とあいさつした。


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