南北、12月初旬までに着工式 鉄道と道路の連結、閣僚級会談

15日、軍事境界線のある板門店で開かれた南北閣僚級会談で共同報道文を交換した後、握手する韓国の趙明均統一相(左)と北朝鮮の李善権・祖国平和統一委員長(韓国取材団・共同)

 【ソウル共同】韓国と北朝鮮は15日、南北軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で閣僚級会談を開き、南北間の鉄道と道路の連結事業の着工式を11月末から12月初旬の間に行うことで一致した。韓国統一省が会談結果をまとめた共同報道文を発表した。

 実際の開催には軍事境界線直近の非武装地帯(DMZ)の南側地域を管理する在韓国連軍司令部の許可が必要とみられる。同司令部の主体は米軍で、米国の同意の有無が実施の鍵を握ることになる。


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