群馬・防災ヘリ事故、遺族が献花 墜落現場近くで

群馬県の防災ヘリコプター墜落事故で、現場から離れた山道に遺族らが手向けた花=14日、群馬と長野県境(遺族提供)

 群馬県の防災ヘリコプターが8月に墜落し、搭乗員9人全員が死亡した事故で、一部の遺族が14日、事故現場から約800メートル離れた山道で献花した。遺族の男性は「花を手向けに来たのは事故後初めて。少しでも近くにいられた気がした」と語った。

 男性によると、遺族のほか、9人のうち県への出向者を含めて6人が所属していた吾妻広域消防本部や、県の職員ら約30人が参加。献花し、墜落現場の方角に向けて手を合わせた。

 県は15日に機体を回収、前橋市の群馬ヘリポートにある県防災航空隊の格納庫へ移す。


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