2018年10月13日 19:17 | 無料公開
世界文化遺産の福岡県宗像市沖の沖ノ島=13日
世界文化遺産となっている福岡県宗像市沖の沖ノ島で、宗像大社「沖津宮」の社殿修復が終わり、大社の神職や氏子らは13日、島内の別の場所に移していた祭神を再び迎え入れるとともに、修復を祝う神事を営んだ。
沖ノ島は、宗像市沖約60キロの玄界灘に浮かぶ孤島で、大社が丸ごと所有している。女人禁制で、男性も日々の神事を執り行う大社の神職以外、上陸が禁じられている。
大社の記録によれば、遅くとも江戸時代前期の17世紀中ごろには、島に社殿があったとされる。今の社殿は木造で1932年に建て替えられたものだが、傷みが激しかったため、大社は今年2月から修復作業を開始した。