「黄金の犬山城」31年ぶり公開 バブル期に制作のレプリカ

公開されている国宝犬山城のレプリカ「黄金の犬山城」=愛知県犬山市の同市文化史料館

 金ぴかに輝く国宝犬山城のレプリカ「黄金の犬山城」が、愛知県犬山市の同市文化史料館で公開されている。バブル期の1987年に約3千万円かけてイベント用に制作されて以降、ほとんど公開されたことがなく、一般の人が立ち入れない同館の2階に眠っていた。

 大きさは本物の犬山城の約18分の1で、高さ約1・3メートル、重さは約360キロ。青銅製の本体に金箔が施され、しゃちほこなど一部は18金でできているが、公開時は盗難防止のため模造品に取り換えられている。

 公開は12月16日まで。その後の活用法は「検討を進めているが、よい手だてが見つからない」(市教委)という。


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