沖縄の小4いじめ自殺、両親提訴 市に賠償求める

 沖縄県豊見城市で2015年、市立小4年の男子児童=当時(9)=が自殺したのは、同級生らのいじめが原因で、学校側は適切な対応をしなかったとして、両親が12日、市などに総額約7800万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴した。

 訴状によると、男子児童は15年5〜10月、同級生らからズボンを下ろされたり、腰に巻いたカーディガンを「格好つけるな」と言われて引っ張られたりするいじめを受けた。男子児童は10月、自宅で自殺。直前の9月に学校が実施したアンケートで、いじめを訴える記述をしていたが、担任が校長らに報告したのは自殺を図った翌日だった。


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