秋田の全14JA統合を検討 全国トップクラスの規模に

 秋田県内の全14JAが統合し、県単一の組織を検討していることが12日、JA秋田中央会への取材で分かった。統合の時期は2024年度をめどとしており、組織基盤の強化を目指す。実現すれば、正組合員数や農作物取扱高などで全国トップクラスの規模になる。1県1JAとなると全国5例目で、東北では初めて。

 ただ各JAの財務状況の格差もあり、統合が計画通り進むか不透明との見方もある。

 JA秋田中央会によると、県内のJAを巡っては組合員の減少や高齢化、出資金の減少が問題となり、将来の経営悪化が懸念されている。組合長や秋田中央会の幹部らでつくる委員会などで対策を協議していた。


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