対北朝鮮独自制裁に反対で一致 中朝外務次官が北京到着

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、朝鮮半島情勢を巡りモスクワで9日開かれた北朝鮮、ロシア、中国3カ国による外務次官協議の共同声明の内容を報じた。北朝鮮が既に非核化へ実践的措置を取ったとして、国連安全保障理事会の制裁見直しを求めたほか、各国の独自制裁に反対する立場で一致した。

 協議に出席した北朝鮮の崔善姫外務次官と中国の孔鉉佑外務次官は11日、空路で北京に到着した。崔氏は米朝首脳再会談や非核化措置を巡り近く開かれることになった米朝実務協議で北朝鮮側代表を務める見通し。

 崔氏は北京国際空港で、実務協議の開催時期を問う記者団の質問に答えなかった。


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