神経剤襲撃で関与の3人目特定か ロ情報機関要員と報道

 【モスクワ共同】英国でロシアの元スパイらが神経剤で襲撃された事件で、ロシアのネットメディア「フォンタンカ」は10日、事件に関与したとみられる3人目の男が特定され、近く英捜査当局が発表する見通しだと報じた。

 男はセルゲイ・フェドトフ容疑者(45)で、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の要員とみられる。事件直前の3月2日に英国入りし、事件当日の4日に実行犯とされる他の2人のGRU要員と同じ便で出国していたという。

 英メディアは9月末、襲撃事件について、被害者のスクリパリGRU元大佐の居場所の特定や襲撃計画に関わった3人目の容疑者がいると報じていた。


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