2018年10月11日 09:42 | 無料公開
【ブリュッセル共同】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、EUのバルニエ首席交渉官は10日、ブリュッセルで企業幹部らに対し、離脱条件を定めた協定の合意は「手の届くところにある」と説明し、今後数日の集中協議が順調なら、17〜18日のEU首脳会議での合意にめどが付くとの見方を示した。
ただ、ドイツのメルケル首相は訪問先のオランダで「進展はあるが、悪魔は細部に宿る(あらゆる落とし穴が潜む)」と指摘し、合意に向けた楽観論を戒めた。
バルニエ氏は協定が「80〜85%」完成したと強調。将来の英EUの陸上境界となる英アイルランド国境をまたぐ物流は税関検査の必要性を訴えた。