フジモリ元大統領長女拘束 ペルー、選挙資金不正疑惑

上着で手錠を隠し、検察に入るケイコ・フジモリ容疑者=10日、ペルー・リマ(ペルー司法省提供・AP=共同)

 【リオデジャネイロ共同】南米ペルーの検察は10日、過去2回の大統領選での資金集めに絡む疑惑を巡り、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑でフジモリ元大統領(80)の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ容疑者(43)の身柄を拘束した。容疑を否認している。地元メディアが伝えた。

 11年の大統領選でブラジルの大手建設会社オデブレヒトから不正な選挙資金を受け取っていた疑いで、裁判所は10日間の拘束を認めた。2021年の次期大統領選出馬が有力視されていたケイコ容疑者とフジモリ派にとっては大きな打撃となった。


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