東証反発、終値は36円高 割安感ある銘柄に買い

横断歩道を渡る人々が映る証券会社の株価ボード=10日、東京都内(AP=共同)

 10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに小幅反発し、終値は前日比36円65銭高の2万3506円04銭だった。前日まで下落が続いた反動で値ごろ感の出た銘柄に買い注文が入った。米国と中国の貿易摩擦激化が引き続き警戒されて売り買いが交錯する場面もあり、方向感は定まらなかった。

 東証株価指数(TOPIX)は2・74ポイント高の1763・86。出来高は約13億4500万株。

 平均株価は、前日までの4営業日で800円超下落しており、割安感がある銘柄に買い注文が集まった。内閣府が発表した8月の機械受注統計が堅調だったことも投資家心理を明るくした。


  • LINEで送る