米国の武器輸出額が33%増 6兆円超、規制緩和を受け

 【ワシントン共同】ロイター通信は9日、米政府当局者の話として、2018会計年度(17年10月〜18年9月)の米国の武器輸出額が前年度比で33%増加し、556億ドル(約6兆2800億円)に達したと報じた。

 トランプ政権は4月、日本を含む外国への米国製武器売却の拡大を目指し、武装無人機の輸出規制緩和や通常兵器の輸出迅速化を盛り込んだ方針を発表した。これが増加の一因になったという。

 武器輸出拡大はトランプ大統領が掲げる米国製品購入を呼び掛ける「バイ・アメリカン」の一環で、米国内の雇用創出や貿易赤字削減につなげる狙いもある。


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