前住職と女性を書類送検、名古屋 横領容疑、信長父の菩提寺

名古屋市千種区の「桃巌寺」=9日午後

 織田信長の父信秀の菩提寺として知られる「桃巌寺」(名古屋市千種区)の所有地を2億円余りで無断売却し、一部を着服したとして、愛知県警が業務上横領の疑いで前住職の男性(94)と、寺の預金通帳などを管理していた同居女性(71)を書類送検していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、2人の書類送検容疑は2013年3〜6月ごろ、寺が所有する同区内の2カ所の土地計約900平方メートルを計約2億1千万円で売却、14年9月にかけて売却代金が振り込まれた寺の口座から引き出して一部を着服した疑い。


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