2018年10月9日 16:22 | 無料公開
記者会見する経団連の中西宏明会長=9日、東京都千代田区
経団連は9日、会長・副会長会議を開き、大手企業の採用面接などの解禁日を定めた指針を、2021年春入社の学生から廃止することを正式に決定した。経団連の現行の指針は大学3年生が該当する20年入社が最後の世代となる。新たなルールづくりは政府が主導する大学側や経済界との協議会で15日にも議論を始める。
大学2年生が対象となる21年入社の学生については、面接6月解禁の現行日程を維持する方向で調整する。
経団連の指針は、中西宏明会長が9月の記者会見で「採用日程に関し、経団連が采配すること自体に極めて違和感がある」として、廃止したい意向を示していた。