容疑者2人目はロシア軍医 英神経剤襲撃

 【ロンドン共同】英南部で3月にロシア軍参謀本部情報総局(GRU)元大佐らが神経剤で襲撃された事件で、英調査報道サイトのベリングキャットは8日、英当局が容疑者と特定したロシア人の男2人のうち2人目はGRU軍医と特定したと報じた。同サイトは9月下旬、容疑者の男2人のうち1人はGRU大佐と報じていた。

 同サイトが軍医と報じた男はアレクサンドル・ペトロフ容疑者。本名はアレクサンドル・ミシキン(39)で、ロシア海軍の軍医を経て2010年までにGRUへ入局した。親ロシア住民がモルドバからの分離独立を一方的に宣言した「ドニエストル共和国」などで活動していたという。


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