那覇中心街で大綱引き 27万人集結、熱気包む

那覇市の中心部で行われた伝統行事「那覇大綱挽」=7日午後

 全長200メートル、重さ40トンの世界最大級の大綱を引き合う沖縄県の伝統行事「那覇大綱挽」が7日、オフィスビルが立ち並ぶ那覇市中心部の国道58号であり、引き手や見物客ら約27万人(主催者発表)が会場に集結。掛け声や声援が飛び交い、街は熱気に包まれた。

 東西の両チームの引き手は計約1万5千人。久茂地交差点の中央部で、長さ100メートルの大綱2本を結び付けた後、爆竹が鳴り響く中、「ハーイヤ」という掛け声に合わせ、綱を引き合った。約10分間の熱戦の末、東チームが勝利すると、大きな拍手が送られた。

 那覇大綱挽は琉球王国時代に始まったとされる。


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