中国、預金準備率引き下げへ 金融緩和で米中摩擦に対応

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は7日、金融機関から強制的に預金の一定割合を預かる預金準備率を1・0%引き下げる金融緩和措置を発表した。15日から実施する。金融機関が企業などに貸し出せる資金量が増え、市場に正味で7500億元(約12兆4千億円)を供給する効果があるという。

 人民銀が預金準備率の引き下げを発表したのは6月24日以来で、今年に入って3回目。人民銀が預金準備率を引き下げるのは6月24日に発表し、7月5日に実施して以来。企業の資金繰りを支援することで、米国との間で激化する貿易摩擦による景気への悪影響を和らげるのが狙いとみられる。


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