模擬裁判で法相が検察官に 「法の日フェスタ」開催

模擬裁判での起訴状の朗読に先立ち、あいさつする山下法相=6日、法務省

 法の日週間(1日から1週間)の記念イベント「法の日フェスタ in赤れんが」が6日、東京・霞が関の法務省で開かれ、模擬裁判では、検事出身の山下貴司法相が検察官役を務め、起訴状を朗読した。

 法務省によると、山下氏が法廷に立ったのは2000年3月の盛岡地検時代が最後。山下氏は「起訴状朗読は被告の人生を決める。被害者の思いを考えながらやっていた感覚を思い出した。法務大臣として初心に戻ってやっていきたい」と話した。

 模擬裁判は殺人未遂事件を想定し、来場者が裁判官役や裁判員役を務めた。法の日フェスタでは、検察官による模擬取り調べの実演などが行われた。


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