2018年10月6日 12:38 | 無料公開
9月24日に撮影された北朝鮮・寧辺の核施設の衛星写真(プラネット・ラボ/38ノース提供・共同)
【ワシントン共同】米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は5日、9月の南北首脳会談後に撮影された商業衛星写真に基づき、北朝鮮北西部寧辺の核施設にある黒鉛減速炉やウラン濃縮施設に目立った変化は見られないとの分析を発表した。
9月20、24、27日の衛星写真で、黒鉛減速炉の近くを流れる川のしゅんせつ作業が続いているのが確認されており、38ノースは減速炉の2次冷却システムが稼働していないことを示唆していると指摘。敷地内で農作物を干したり、集めたりする作業も見られた。
北朝鮮は9月の南北首脳会談で、米側の「相応の措置」を条件に寧辺の核施設の永久廃棄を約束した。