学校クーラー整備を支援 危険ブロック塀対策も

 政府は5日、全国の公立小中学校の普通教室へのクーラー設置や、学校敷地内の危険なブロック塀の改修対策を進める自治体を財政支援するため、約1千億円の臨時交付金を新たに創設し、2018年度補正予算案に盛り込む方針を固めた。臨時国会に提出する。このうちクーラーには約800億円を充て、来年夏までに希望する全ての小中学校での整備を目指す。

 文部科学省によると、公立小中学校の普通教室でのクーラー設置率は17年4月1日時点で49・6%。現時点でも、未設置の教室は17万カ所程度とみられる。政府は今夏の酷暑を踏まえた熱中症予防のため財政支援を強化し、整備を後押しする。


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