自社機でも不適切な計画 墜落ヘリ委託の東邦航空

 今年8月、9人死亡の墜落事故を起こした群馬県の防災ヘリコプターの運航を委託されていた東邦航空(東京)が、自社の事業として運航している機体でも、昨年4月から今年7月、国への飛行計画提出を怠った場合や実際の飛行と異なる計画を提出したケースなど不適切な運航が151件あったことが5日、国土交通省への取材で分かった。

 東邦航空は、群馬の防災ヘリでは昨年4月から墜落事故直前まで、国提出の計画と異なる運航が293回に上ることが判明。同様に委託を受けていた岩手県の防災ヘリでもうその計画を出していたことが発覚している。


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