8月消費支出2・8%増 3年ぶり伸び、基調判断上げ

1世帯当たりの消費支出増減率

 総務省が5日発表した8月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は29万2481円となり、物価変動を除く実質で前年同月比2・8%増だった。プラスは2カ月連続。2015年8月(2・9%増)以来3年ぶりの高い伸び率を記録し、基調判断を2カ月連続で上方修正した。

 今夏のボーナス支給額の増加を追い風に、冷蔵庫やエアコンなど耐久消費財の支出が増えた。基調判断は、前月の「底堅く、おおむね横ばいで推移している」から「持ち直してきている」に変更。同省は「猛暑や台風など必ずしも条件は良くなかったが、底堅さが一段と増している」とした。


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