2018年10月3日 09:43 | 無料公開
北海道の地震で深刻な被害を受けたむかわ町で3日、特産のシシャモの漁が始まった。漁期は11月上旬ごろまでで、産卵のために川を遡上するのが確認されれば終了する。鵡川漁業協同組合の時田清一組合長(70)は「大変な状況だからこそ、シシャモが捕れて浜も町も活気づいてくれれば」と話した。
午前6時ごろ、秋晴れの空の下、漁協所属の14隻が出港。漁は1日の解禁だったが、台風の影響で見合わせていた。
シシャモは北海道の太平洋岸でしか取れず、一般にスーパーなどで流通しているのは「カラフトシシャモ(カペリン)」という別の魚。干物のほか、地元ではすしも親しまれている。