インドネシア国際支援、本格化へ 地震津波に約30カ国が表明

インドネシア・スラウェシ島南スラウェシ州の空港で、被災者の車いすを押すインドネシア赤十字の職員=2日(ANTARA FOTO/ロイター=共同)

 【パル共同】インドネシア・スラウェシ島を襲った地震と津波で、日本を含む約30の国々と国際機関が支援を表明した。1200人以上が死亡、約6万2千人が避難生活を送り、被害拡大が明らかになる中、国際社会の救援活動が本格化する。

 地元テレビは2日、中スラウェシ州の州都パルの空港に詰め掛ける数百人の被災者の姿を報じた。医療品や生活必需品が不足する被災地から一刻も早く脱出しようと、軍用機などに搭乗できないかを軍関係者に相談していた。

 パル周辺は道路が寸断された所があり、物流にも支障が出ている。国家災害対策庁のストポ報道官は、空輸手段の確保が至急必要だと強調した。


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