同一賃金の算出法提示、厚労省 派遣格差是正で

 厚生労働省は2日、非正規労働者と正社員の不合理な待遇格差をなくす「同一労働同一賃金」を巡り、派遣労働者の賃金を算出する際の考え方を労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示した。厚労省の統計を基に正社員ら一般労働者の賃金目安を時給で比較し、派遣が同等以上であることを求めた。

 同一労働同一賃金は働き方改革関連法の柱の一つ。派遣労働者に関し、(1)派遣先企業の正社員と不合理な格差の解消(2)一定水準を満たす待遇について労使協定を結ぶ―のいずれかを、派遣元企業に義務付けた。


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