今年の熱中症搬送、9万5千人超 記録的な猛暑で過去最多

熱中症とみられる症状で倒れた生徒を搬送する救急隊員ら=5月、京都市

 総務省消防庁は2日、熱中症のため4月30日〜9月30日の約5カ月間に全国で9万5073人が救急搬送されたとの速報値を発表した。過去最多を更新し、死者は160人で2番目に多かった。7〜8月に各地の最高気温が35度を超え、記録的な猛暑に見舞われたことが影響した。

 集計期間は異なるが、搬送者数は2013年(6月1日〜9月30日)の5万8729人を約3万6千人上回り、死者数は10年(同)の171人に迫った。

 今年の搬送者数は都道府県別で東京が最多の7845人。大阪7128人、愛知6637人が続いた。死者数は愛知14人、埼玉13人、大阪12人の順だった。


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