伊方原発に燃料装填開始 高裁再稼働容認受け

 広島高裁が再稼働を容認した異議審決定を受け、四国電力は1日未明、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉への核燃料装填作業を始めた。4日に完了予定。計157体の燃料集合体を入れ、27日の稼働、11月28日の営業運転移行を目指す。

 四国電によると、作業は24時間態勢で実施。伊方3号機は、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を行うため、157体のうち16体はMOX燃料だ。

 縦向きの状態で燃料プールに保管されている集合体をクレーンなどで1体ずつ原子炉格納容器まで運び、原子炉容器の上から炉心に挿入する。


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