骨粗しょう症検診、低迷 受診率5%、周知不足か

 骨粗しょう症の予防や早期治療のため市町村が40〜70歳の女性を対象に行っている検診の受診率は、全国平均で5・2%と低迷しているとの集計結果を28日、啓発に取り組む骨粗鬆症財団が発表した。最も高い栃木県は14%、最も低い島根県で0・3%と、都道府県間の差も大きかった。

 財団は、周知不足や手間がかかると思われていることが低迷の原因だと分析。「高齢になってからの予防や治療には限界がある。若いうちからの受診を促すべきだ」と訴えている。

 検診は国の健康増進事業に盛り込まれており、40〜70歳の女性が5年ごとに対象になる。超音波で骨の量を調べたり、問診をしたりする。


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