2018年9月28日 19:53 | 無料公開
日本ボクシング連盟の不正疑惑について、調査結果を発表する第三者委員会の梶谷剛委員長（右）ら＝２８日午後、東京都渋谷区
助成金流用などの不正疑惑を調査した日本ボクシング連盟の第三者委員会は２８日、東京都内で記者会見し、山根明前会長から助成金分配の指示があり、不適切な隠蔽行為もあったと発表した。同日、報告書を日本連盟に提出した。同連盟の内田貞信会長は「指摘されたことを真摯に受け止めて改善していきたい」と話した。
審判員の不正判定疑惑で奈良県連盟会長を務めた山根前会長が同県選手に有利な判定が下されるよう圧力をかけていたとされる“奈良判定”の問題は、前会長らの言動が自主性を阻害された判定を行わざるを得ない心理状況に追い込む可能性があったと指摘した。
