東京五輪へ顔認証の実証実験 警視庁と合同訓練も

東京五輪・パラリンピックでの関係者らの会場入場を想定した、顔認証システムを活用した実証実験=28日午後、東京都江東区

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、競技会場が集中する東京都内の臨海部で、大会関係者らの会場入場を想定し、顔認証システムを活用した実証実験を行った。

 不審者対策の訓練も警視庁と合同で実施。組織委の岩下剛警備局長は「より早く多くの人が通過できる方法を追求したい。治安を守る警視庁と初めて連携を確認できたのも意義があった」と話している。

 組織委や警視庁の他、警備会社の関係者ら約千人が参加。会場への入場実験では、一人一人が首からぶら下げたカードを顔認証システムの機械にかざし、本人かどうかを確認した。


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