風疹患者、昨年の6・9倍 首都圏中心に642人

週ごとの風疹患者数の推移

 国立感染症研究所は26日、16日までの1週間に新たに127人の風疹患者が報告され、今年の累積患者数が642人になったと発表した。累積患者数は昨年1年間の6・9倍に達した。

 都道府県別では、東京都で39人、千葉県で38人の新規患者が報告されるなど、首都圏での増加が目立った。このほか愛知県と茨城県でそれぞれ8人、患者が増えた。

 大半が成人で、特に30代以上の男性が多い。感染研は、国の制度変更の影響で免疫が十分ではない可能性があるとして、30〜50代の男性を中心に接種を徹底するよう呼び掛けている。

 風疹はくしゃみやせきで感染し、発熱や発疹などの症状が出る。


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