2018年9月26日 10:41 | 無料公開
ローマ法王フランシスコ(ロイター=共同)
【ローマ共同】ローマ法王フランシスコは25日、中国政府とバチカン(ローマ法王庁)が司教任命問題を巡り暫定合意に達したことに関し、中国での最終的な司教任命権は自らが持つとの認識を示した。バルト3国歴訪から戻る機中で記者団に述べた。AP通信などが報じた。
合意は22日に発表。バチカンの承認のないまま中国が任命した8人の司教(うち1人は死亡)の正当性を法王が認めるとしたが、今後、新しく司教を任命する際の決定権が中国側と法王のどちらにあるかは明らかにされなかった。
法王は25日、新司教候補は中国側との対話を通して選ばれるとした上で「任命するのは法王だ」と述べた。