スペインで仏元首相出馬へ バルセロナ市長目指し

25日、スペイン・バルセロナで立候補を表明するフランスのバルス元首相(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスのオランド前社会党政権で首相を務めたマニュエル・バルス氏(56)は25日、バルセロナで記者会見し、来年5月のスペイン統一地方選でバルセロナ市長を目指して立候補すると発表した。

 現在はフランス国籍のバルス氏は、父親がスペイン人でバルセロナ生まれ。昨年のフランス大統領選に向けた社会党予備選で敗れ、本選ではマクロン氏(現大統領)を支持したが、その後の下院選で大統領派の新党に公認を拒否された。下院議員に当選したものの、新たな政治的活路を見いだす必要があったとみられている。

 バルス氏はバルセロナを州都とするカタルーニャ自治州の独立に反対の立場。


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