日産検査不正、26日に報告 再発防止策、大幅遅れ

 日産自動車は25日、新車の燃費や排ガス測定試験の結果を改ざんするなどしていた検査不正について、26日に原因分析と再発防止策を国土交通省に報告すると明らかにした。問題は7月に公表され、国交省は1カ月をめどに報告するよう求めていたが、大幅に遅れていた。

 日産幹部が26日午前に国交省を訪れて報告書を提出し、午後に横浜市の本社で記者会見する予定だ。

 日産は国内の5工場で、測定結果を改ざんするほか、走行時間や温度などで試験の条件を満たさず無効な測定結果を有効としていた。

 日産では昨年9月にも新車の無資格検査が発覚しており、管理体制の甘さが厳しく問われている。


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