東医大、初の女性学長10月就任 「公正な入試を」とコメント

東京医科大の学長に就任する林由起子氏

 医学部医学科の一般入試で女子の合格を抑制する得点操作などの不正が発覚した東京医科大(東京都新宿区)で25日、理事会が開かれ、次期学長を病態生理学分野の林由起子主任教授(56)とすることを正式決定した。就任は10月1日付。東京医大で初となる女性学長の下で、イメージや信頼の回復を図る。

 林氏は大学を通じて「公正な入試を実施することと同時に、不利益を被った受験生の皆さんへの対応を誠実に行う」とのコメントを発表した。

 東京医大によると、過去の入試で得点操作がなければ合格したはずの受験生を特定し、入学を認める方針で、受験料返還も検討している。


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