施工ミス防潮堤造り直さず、宮城 内陸側の土地かさ上げで対応

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に県が建設中の防潮堤の一部が施工ミスで計画より22センチ高く造られた問題で、村井嘉浩知事は25日の記者会見で、地元住民団体が求める防潮堤の造り直しはしないと表明した。代わりに、内陸側の土地を追加でかさ上げし、海の眺望を確保する。

 気仙沼市は、土地をかさ上げする案を受け入れると表明している。一方、住民の間には防潮堤の造り直しを求める声も強く、市は県に対し、今後も合意形成を進めるよう強く求めている。


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