公的年金「環境」に投資 GPIF新たに1・2兆円

 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は25日、温室効果ガスの削減に取り組んでいる企業への重点的な投資を開始し、約1兆2千億円を投じたと発表した。企業の社会問題などへの貢献度を評価基準とする「ESG投資」の一環。気候変動リスクを低減したり、市場全体の持続可能性を向上させたりする狙いがある。

 ESG投資は「環境」「社会」「企業統治」を意味する英語の頭文字を取った言葉。GPIFは昨年から、女性活躍など三つの評価指数を定めて運用している。


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