日本車メーカー、アフリカで攻勢 商社と連携、車種拡充

 日系自動車メーカー各社がアフリカ市場で攻勢を強めている。トヨタ自動車はアフリカ全域に拠点を持つグループの豊田通商と連携し、日産自動車は車種を拡充する。人口増加や所得水準の向上が見込まれる「最後の巨大市場」で、販売拡大に向けた動きが活発になっている。

 米調査会社のフロスト&サリバンによると、アフリカの新車販売台数は2015年の155万台から25年には300万台規模へと拡大する見通し。現在は手ごろな中古車が主流だが、日系企業関係者は「現地の人が豊かになれば新車へ買い替えが進む」と期待する。

 トヨタは、19年1月をめどにアフリカの営業業務を豊田通商に移す。


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