伊方原発差し止めで午後決定へ 広島高裁、仮処分異議審

四国電力伊方原発。左から3号機、1号機、2号機=愛媛県伊方町

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を差し止めた広島高裁の仮処分決定を不服とした四国電の申し立てによる異議審で、同高裁(三木昌之裁判長)は25日、運転可否の決定を出す。決定は午後1時半の予定。

 昨年12月の決定は、東京電力福島第1原発事故後、高裁段階で初めて原発の運転を禁じた司法判断だった。運転禁止期限は今月30日までで、法的には10月1日から運転可能な状態となっている。

 昨年12月の即時抗告審決定は、約130キロ離れた熊本県・阿蘇カルデラで、大規模な「破局的噴火」が起きた際、火砕流が原発敷地内に到達する可能性を指摘した。


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