新ファンド、国内最大級の運用 事業再編へ2千億円

国内ファンドの実績

 ソニーのパソコン事業を買収した実績がある投資会社、日本産業パートナーズ(JIP)が2千億円規模のファンドの運用を始めたことが24日、分かった。国内の企業買収ファンドとしては過去最大級とみられる。大手製造業などの事業再編の動きが増えるとみて、受け皿の役割を狙う。

 JIPは2002年に日本興業銀行(現みずほ銀行)出身の馬上英実氏が設立し、社長を務める。これまでに「VAIO(バイオ)」ブランドで知られるソニーのパソコン事業やNECの「ビッグローブ」など、電機大手が切り出した事業・子会社を中心に買収を手掛けてきた。


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